2013年8月29日木曜日

サバニ

旅の中で納めた写真の中に、面白いものがありました。
何の変哲も無い小型ボートのようですが、歴とした一人乗りの漁師船。

沖縄県が、琉球であった頃からの漁師船です。このような漁師の船を「サバニ」と呼んだそうです。



その昔、エンジンの無い時代、帆に受ける海風を駆使して、沖縄本島の漁師たちは奄美諸島~遥か八重山列島まで、この小さな船で荒れた外洋へ漁に出掛けたのだそうな。 まるで、アーネスト・ヘミングウェイの小説「The Old Man and the Sea」(老人と海)のような世界です。

今ではエンジン付きとなりましたが、その操舵は独特で、船の後部と前部の2か所に操舵装置があり、状況により乗る場所を変えるのだそうです。
写真の船は底が丸く、今風のボートのような形状。八重山サバニのスタイル? 所謂、一般的な糸満のサバニは平底で直進安定があり、スピードが出るのだそうな。














このサバニを納めた港の風景。 ヤンバルにある、小さな離島の港でした。


2 件のコメント:

  1. 絶景!
    沖縄の旅も良いですね。
    サバニに乗って島から島へと渡ったら爽快なんでしょうね。

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  2. 郡司さん

    サバニは横転しやすく、操縦はとても難しかったようです。
    こんな船で外洋にでるなんて、昔の人は凄いですよねぇ。
    島から島へ・・・夢のある世界ですよね。

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