2013年10月2日水曜日

2013年最後の渓流釣り 序編

9月最後の3日間を使って、単身北海道へ行って来ました。





当初、北海道の女満別空港~美幌~標茶~標津~中標津空港間、総距離およそ200kmをレンタカーで移動する筈でした。

「筈でした」というのも、思わぬ予定外とミラクルの連続で、不覚にも、素晴らしく濃い旅となってしまったのです。



家を出発してすぐに「免許証」を家に忘れてきた事が発端であります(汗笑)



早朝の5時、東京北部では9月に入って初の10度を切るほどの寒さとなりました。空港行きのバスの中では一人冷や汗をかくオッサン一人。免許証を忘れた事を、乗車後すぐに気がつきました。
嫁に電話して自宅に免許証が無いか確認したり(勿論家にあった)、それを持って嫁を空港まできてもらおうか、一度取りに帰って次の便で向かおうかなどと悪あがきを巡らせましたが、良策は見つかりません。
その間、早朝の都内を快適なスピードで奥田民生よろしく駆け抜ける空港行きのリムジンバス。快適すぎてイージュー☆でもましてやライダーですらある訳もなく、エアコン完備の「リムジン」は軽快に、朝焼けに染められたオレンジ色の首都高を、ただ虚しく駆け抜けてゆきます。





***

今年の釣りは幾つかの泊りや、無謀(?)な釣行もありました。
ですが何れもさしたるトラブルも無く、シビアな公共機関に頼ったものでもなかったので、ある意味自由気ままな旅でもありました。決してフリーランスな物ではありませんでしたが、好きな時に思い立ったように釣りをする、という気ままな幸せに甘んじていた釣りばかりだったように思います。
その為、釣り道具や山岳装備などの趣味的用品に傾倒する半面、現代社会において、クルマの旅において、最も必要な「免許証」という存在がポッカリと抜け落ちてしまっていたのです。

何せ免許証不携帯ではおまわりさんに捕まってしまいます(汗笑)
当たり前ですがレンタカーを借りるなんて天地がひっくり返っても有り得ない事。
(強引に借りる手段もアルニハアル)

***


一度は真剣に次の便で向かう事も考えましたが、航空チケットを早割で取得したためキャンセルしても返金出来ない事、次の便を使うと5時間ほどロスしてしまう事、旅費に使う所持金を計算したところ、ギリギリなんとかなるかもしれない、という安直かつ無謀な算段に及び着いて、予定通り飛行機に乗る事を決意したのです。



なんとも間抜けかつ、暗雲漂う出発(笑)
なにせ、行きは女満別空港でも帰りは中標津空港。単純な移動距離でも100km以上あるのです。
足が無くては東京に帰れない。これではもう、釣りどころじゃない。




自宅から凡そ4時間、 到着した女満別空港で、レンタカー業者に即キャンセルの旨を告げます。

「免許証を忘れました」 ←なんつー恥ずかしい台詞。



受付のおねーさんへの言い訳もシドロモドロ。這う這うの体で逃げ出すように空港から出て、ジリリヒヤリと刺す北海道の日差しの下へ。
風がつめたい。 なんつーか、空港の外にはなにも無い。 なんつーか、広いねぇ。。。。

心が寒い・・・。






レンタカーを借りる為に用意した金額は約2万円。
空港のタクシー乗り場で聞いた、中継地点の標茶までのタクシー料金は約2万円。。



封筒に入れた2万円を握りしめ、
「す す すいません、、、標茶の虹別まで行きたいんですが・・・」







タクシーの運転手「エエーッ!」








これにて、無謀な旅は始まったのでした。。。








4 件のコメント:

  1. あ…、どうなるんだろ…?
    北海道大釣行の始まりですね~。

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  2. ちは、いわといわなです。
    旅にトラブルは付き物なんですかね!?
    続き、楽しみにしておりやす。

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  3. 大変だったんですね。(^^;

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  4. みなさん

    釣行記書き切りました。
    コメント遅れてすみません。

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