2012年8月21日火曜日

タマムシ発見


下の2歳の子と散歩をしていて、砂利のなかに光るものが。


タマムシです。
古くからこの輝きを活かして装飾品などに使われ珍重されてきた、美しい虫です。
拾った時には、既に死んでいました。



学名:Chrysochroa fulgidissima
一般にヤマトタマムシと呼ばれます。

 大きさは4cmほど。 調べてみると、タマムシとしてはほぼ最大のサイズみたいですね。

カシ・シイ・クリなどの老木や枯れ木に産卵・幼虫期を過ごし、成虫になるとニレやケヤキの葉を食べて過ごすのだそうです。成虫は普段、樹高のある木の一番高いところを生活の場にしているようで、生きたタマムシを捕獲するのはなかなか難しいのだそうです。

僕は子供のころに一度、同じように死骸を見つけた事があります。これで多分、人生2度目。
ちなみにかみさんも2度目だそうで、初めて見たのはアオタマムシだそうです。





珍しい(?)裏側の写真を。
図鑑類を調べると、腹部の形からメスのようです。(違ったらご指摘ください)



最近のデジカメは色調整の出来るものが多いですが、この写真、掌との色対で判るかと思いますが
「ビビット」「コントラスト」などいじっていません。シャープネスはちょっぴりかけてます。
コントラストを弄らずにこの色が出るんですよ。 奇麗さが伝わるかなぁ~。
瞳以外はすべてタマムシ色。足も顔もとにかくテカテカのマジョーラカラー。
そして、触り心地もスベスベツヤツヤでした。



死しても輝きを失わないこの虫、捕獲の難しさも相まって貴重品だったんでしょうね。
しかし凄い色。




 ***

下世話な話をさせていただくと、この虫、ヤフーオークションで売買が可能のよう。
拾ったこのタマムシならくすみも全く無いですし、大型のメスなので2,000円以上で売れるんじゃないかな。

 ***



 とりあえず玄関に置いていますが、このブログを書いたあとにでも林に埋めるつもりです。


5 件のコメント:

  1. こんにちは
    私も何度か拾った事があります。
    生き物とは思えない色合いですよね。
    天平の人が「厨子」に貼付けるのも何となく判る気がします。

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  2. こんばんは。

    死んでいるのに、その輝きは美しいです。
    私は今まで目にしたことは無いと思います。

    しかしヤフオクの話は驚きでした。
    やはりそれだけ珍しいということですね。

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  3. 自転人さんこんばんは

    そうですね。一見金属のような色合いですが、金属で同じ質感を出すのは難しいと思います。
    真珠と同じように、生き物が作り出す不思議な色です。生きたタマムシも見てみたいですよね。


    ボ・ロバンさんこんばんは

    調べてみて判ったのですが、カシ・シイなどのブナ科とニレ科が生活に必要とのことです。ご存じと思いますが、渓魚もこれらの木が生える森にいますよね。実は、案外出会っているのかもしれませんよ。
    ぼくも今まで気付かなかっただけなのかも・・。

    ヤフオクの話、自分は見てて、何だかあまりいい気分がしないなぁ。。

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  4. こんにちは
    タマムシは最近珍しくなりましたね。
    実はヤフオクではないのですが、譲ってあげたことが
    あります。知らないおじさんでしたが去年だったか
    5000円を置いていきました?
    信じられないと言うのは率直な感想でした。

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  5. はやさんおはようございます

    いつもコメありがとうございます。
    知らないおじさんに5000円ですか・・・凄いお話ですね。
    一体なにに使うんでしょうね?

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