半年ほど前に、「サバニ」というブログ記事を上げました。
琉球で古くから使われていたサバニ船という一人乗りの漁師船と、
アーネストヘミングウェイの小説について、想像に胸を膨らませて書いた記事でした。
・・・なんと!
この、ヘミングウェイが書いた一人の老人と、大カジキマグロについての実話が、沖縄県与那国島を舞台としたドキュメンタリー映画として、存在していたのです。
その名も、タイトル「老人と海」 映画サイトがありました。
美しい青と白いサバニ船、そこに乗るのは撮影当時82歳!の糸数繁さんという方です。
アメリカ人監督のジャン・ユンカーマンが、キューバの島々と緯度が近く、同じように強い海流に囲まれた与那国島で行われていたサバニ漁師の最後の一人だった糸数さんに出会い、ヘミングウェイの「老人と海」を描きたいと申し入れしてできあがったのが、この映画です。
その撮影にはおよそ1年、企画も入れて5年の歳月を費やしたとの事。
糸数さんは撮影中の1年近く、本当に全くの不漁が続き、1年後に本当に大きなカジキマグロを一人で釣りあげたのです。
そのカジキマグロとの<最後の>戦いのシーンは、手に汗握る素晴らしいもの!
<最後>と書いたのは、この糸数さんは映画の撮影終了後、ヘミングウェイの「老人と海」とは全く違った形で、しかし、同じように、非常に感慨深いシーンを遂げたから。
是非その辺のサイドストーリーも含めて、多くの方に見ていただきたい映画です。
・・・実は、31歳の最後に、「小型船舶免許」をとりました。
もちろん「釣りのため」に取得したものですが・・・。
糸数さんのような人生も、ありかな、、、と思う今日この頃です。
0 件のコメント:
コメントを投稿